南仏・プロヴァンス地方と石けんの歴史

南仏の地中海沿岸、プロヴァンス地方/マルセイユではすでに9世紀、石けん産業のはしりとも言える石鹸工場が有り、ここを
中心としてフランスのツーロンやイタリアのベニス、サボア(石鹸=Sabonの由来)等でも製造されるようになりました。

その後、粗悪な石けんが市場に出回った為、1688年フランス国王ルイ14世がマルセイユ以外での石けん製造を禁止。
厳しい製造基準の徹底を命じました。それ以来マルセイユ石鹸の名が世界中に広がり、現在に至ります。
1789年にプロヴァンス地方/マルセイユとその周辺には、65の石鹸工場が存在していました。ところが1945年以来の
化学万能の産業界にあって、伝統製法による石けんの製造所は数える程になりました。

しかし近来の公害多発による天然素材見直しの中で、今この伝統産業が大きく復活しています。またこの地中海
沿岸(イタリア・スペインなども含め)は、古くから世界でも最高のオリーブ産地として有名です。
マルセイユ石鹸やSAVON de Marseille等の名称は固有名詞ではなく、昔からこの地方を中心にマルセイユ製法
によって製造される石鹸の「総称」として使われてきました。



中でもマリウス ファーブル社は、歴史ある最大のメーカーとしてその規模と品質で頂点に立ち、欧米では王家の
石鹸と呼ばれます。またセラァイユ社は親子に渡って受け継がれた工場で、今も伝統の製法を守り続けています。

最近一部の新興メーカーが配合比などを真似し、「マルセイユ石鹸 サボン ド マルセイユ」の名称で
販売しているようですが、これらは本物ではありません。

泡立ちが悪い 添加物等が含まれる 長持ちしない割に価格が高い 逆に安過ぎる
ございますので十分ご注意下さい。

Q&A 2 類似品>の項もあわせてご覧下さい。